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■ 第56回 「おカネを借りるとき」
こんにちは。税理士の安藤です。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
なんだか、最近はすっきりしない天気が続きますね。
まだ梅雨入り前だというのに、まるで梅雨のようで、
すっきりとした五月晴れが恋しいです。
あ、でも、もう沖縄のほうは梅雨入りしましたね。
それでは、きょうも張り切ってまいりましょう。
きょうは、借入金についてお話しましょう。
借入するときに、「どのくらい借りても大丈夫なのかな?」とか
「借りたほうがいいのか、借りないほうがいいのか」など、
いろいろ悩む局面があると思います。
そんなときには、
「すぐに返済できる状態かどうか」を考えてほしいですね。
ぼくは、基本的には「借りれるんだったら、借りたほうがいい」と考えています。
なぜなら、現金は、手元に多くあったほうが安心だからです。
また、いろいろ行動するときに、動きやすくなります。
でも、そのとき考えてほしいのは、当たり前のことなんですが、
「返済できるかどうか」です。
ここでいう「返済できるかどうか」は、「返済予定表どおりに返済できるか」では
ありません。
そうではなくて、「いま、すぐに返済することができるか」です。
たとえば、借り入れをしても、何も使わなければ、そのまま現金が
残っていますから、返そうと思えば、すぐに返済ができますよね。
あるいは、機械を買ったとしても、かなりの値段で売却できる機械であれば、
いざとなれば、その機械を売って返済に充てられますよね。
つまり、借入金と同額の現金か現金に換えられる資産があれば、
返そうと思ったときにすぐに返せるわけです。
これが、赤字続きで、現金が足りないから運転資金として
借りてくるときには、すぐに現金がなくなって、借入金だけが
残っていく状況になります。
そうなってしまうと、すぐに返すことはできませんね。
この判断も、貸借対照表があれば、できるはずです。
現金に換えられる資産がどのくらいあるのか。
負債がどのくらいあるのか。
いざとなったときに、負債は全部返せるのか。
負債のほうが多いのであれば、資産を増やすように
考えなくてはなりませんね。
なお、貸借対照表にのっている金額は、時価ではないですから、
資産のほうは時価に置き換えて考える必要があります。
もちろん、勝負をかけるときや会社が大きくなっていく過程では、
バランスが崩れるときがあります。
バランスを崩したほうが、いい場合もあります。
でも、そのバランスが崩れていることを認識しつつ、
会社経営に当たっていくのか、知らないで行動するのかでは、
大きく結果が違ってきます。
そのときも、頼りになるのは貸借対照表です。
つねに資産と負債のバランスを考えながら行動していくと、
借入金も怖くなくなります。
アタマの中には、常に貸借対照表が思い浮かぶようにしてくださいね。
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