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■ 第52回 「上場企業」
こんにちは。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
さて、今回は、株式を公開している会社の経理について
お話しましょう。
いまは、3月決算作業のピークを迎えています。
中小企業の場合は、まだまだこれから、という感じですが、
上場企業の場合には、どんどん決算発表が早くなっていますので、
いまがピークといったところでしょう。
わたしも、先週はある上場企業の連結決算の一部のお手伝いをしてきました。
お手伝いとはいっても、子会社の決算を締めて、税額・税効果を
計算して連結決算の必要資料を整えるだけなので、たいした作業では
ないのですが、5日ほどの間に5社分の作業すると、さすがに疲れます。
でも、作業をするだけなので、そういう点では楽です。
自分もただのマシーンのように作業をこなしていくだけ。
いつも仕事させていただいている中小企業の決算では、そうは行きませんね。
「最後の利益はどうなるか?」とか
「税金はいくらか?」とか
そういったことを考えながら作業しなくてはならない。
ただ、、そういったことを考えながらやっていくほうが、
仕事としては面白いですよね。
でも、たまには上場企業の決算にも触れていないと、
最新の会計基準を勉強する機会がなくなってしまうので、
いい勉強の機会だと思って仕事しています。
でも、お手伝いしていて思うことは、一言で言うと
「アタマよすぎ」ということですね。
アタマのいい人が、ものすごく深く考えていって、
どんどん処理が難しくなり、
素人には、ますますわかりにくくなる。
わかりにくいから、公認会計士が監査しても、おかしなところがわからない。
だから、ちょっと古いけど、山一證券のように
まったく問題ない、とされていて会社が突然破綻してしまう。
なので、どんな会社の決算書を見るときにも、
「どこかに不正か誤りは必ずある」と思ってみるべきなのです。
不正をしているつもりはなくても、完璧な決算書はありえないのです。
ライブドアの粉飾決算疑惑についても、会計士が悪いとか、
監督当局が悪いとか、いろんな説が出ていますが、
そもそも、完璧な決算書はありえない。
どんな会社の決算にしても、多かれ少なかれ、不正や誤りはあります。
それを、まず認識する必要があります。
たたかれるときは、たたかれてしまうのです。
なので、上場企業の株を買うときには、
決算数字だけでなく、経営者の顔をよく見て、
信頼できる会社の株を買うようにしたいものです。
ライブドアの件は、
やはり、一義的には経営者のモラル、会社の体質が問題であり、
その経営者の資質や会社の体質を見抜けなかった投資家にも、やはり
責任がある、というべきでしょう。
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