横浜・川崎・品川・渋谷を中心に
全国の 起業家・中小企業を支援する税務会計のパートナーです!

第49回 「粉飾決算」

こんにちは。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。

さて、多くの会社ではいよいよ期末ですね。

決算の準備はいかがですか?

世の中の上場企業は、かなり景気のいい話がでていますが、
中小企業はまだまだですね。

でも、人材派遣をはじめとして、求人関係はかなり
人手不足の話を聞くことが多くなってきました。

とくにソフト開発の人材は不足しているようですね。

あなたの会社はいかがですか?

さて、
昨日、カネボウの粉飾決算事件の判決がありましたね。

社長・副社長とも有罪ながら執行猶予がつきました。
控訴はしない方針、ということです。

この二人にしてみれば、
「なんで私だけが」という思いは強いでしょう。

この二人が経営者になったときには、すでに、かなりの額の
負の遺産があり、
粉飾せざるを得なかった、という状況はわかります。

歴代の社長はすごく無責任ですよね。

これを背負わされてしまったお二人、
ちょっとかわいそうな気がします。

社長就任時の最初の決算のときに、
過去の負債を表に出すことができれば
今回のような責任をとらずにすんだかもしれませんが、
それができたかどうか。

難しいところですね。

報道によると、
1970年代から不正な経理操作が始まっていた、といことですから、
なかなか変えるのもむずかしかったでしょう。

結局、30年も不正な経理操作をしていても、会計士の監査では
それを見抜くことはできないのです。

先日のライブドアの事件もそうですが、
会社の経理担当者が
不正な経理操作を始めると、かなり巧妙に、
つじつまのあうように経理処理をするので、
見抜くのはむずかしくなります。

ただ、
粉飾の方法は単純で、
「資産水増しする」か「負債を計上しない」か
どちらかの方法しかありません。

経営者が「黒字にしろ」といったら、
経理担当者が考えすぎて
おもわず粉飾ぎりぎりのことをやって、
黒字決算にする、ということも
考えられます。

カネボウも、最初のうちは、そうだったのでしょう。

それを経営者の意図していたところなのか、
経理担当者がやりすぎていたのか、は
わかりません。

でも、大企業の場合は、
会計士の監査を通ってしまえば、
経営者も合法の決算だ、と思ってしまう傾向があります。

本当の数字を把握するのは、
規模が大きくなれば大きくなるほど
難しいですから。

数字のお化粧ですんでいるうちに
改革を進められればいいのでしょうが、
数字がお化粧されていると、一番ごまかされてしまうのは、
実は「経営者」なのです。

中小起業でもよくあるのですが、
社長「去年の決算は、黒字だったよね。」
経理担当者「黒字でしたが、減価償却をやっていなかったので、
減価償却をすれば赤字決算でした。」
社長「ああ、そうだったかな。」

こういう会話は、よくあることです。

つまり、経営者が赤字であることを認識していない。

粉飾決算の最大の問題は、そこにあると思います。


経営者がごまかされてしまって、危機感をもたずに
日々すごしてしまって、なにも改善されないのです。

あなたの会社でも、数字が厳しい見方で計上されているか、
あるいは、あまく、作り上げられていないか、
よく確認して、本当の実力はどうなのか、
よく見極めてくださいね

安藤裕税理士事務所 / 株式会社 会計工房
〒221-0844 横浜市神奈川区沢渡45番地1ルピナス横浜西口302 TEL : 045-316-1521 FAX : 045-317-8071