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■ 第4回 貸借対照表と損益決算書の意味その2
さて、今回のテーマは、
「貸借対照表と損益計算書の意味その2」
です。
すこし前回の原稿を引用します。
会社の目的はなんでしょうか?
簡単に言えば、「現金を増やすこと」ですよね。
最初に
現金1000万円/資本1000万円
とあったものを、利益をあげて
現金2000万円/資本(利益1000万円含む)2000万円
としていきたい。
つまり、貸借対照表には究極的には
「現金」と「資本」しか残らないのです。
じゃあ、それ以外のものは何なのか。
ここからが本題です。
それ以外のものは、いってみれば「未解決項目」です。
「未解決」つまり、「これからどうにかしなくてはならないもの」です。
たとえば、
「売掛金」があったら、回収しなければなりませんね。
「借入金」があったら、返済しなければなりませんね。
このように、これからやらなくてはならないことが記載されているのが
「貸借対照表」なのです。
そして、経理の本質は、
これらの「未解決項目を記録すること=貸借対照表をつくること」に
あります。それに付随して、終わってしまったことが
「損益計算書」として作成されるのです。
もし、未解決項目の把握が不完全であれば、当然損益計算も
おかしくなっているので、正しい経営成績も反映されない損益計算書が
出来上がります。
いってることわかりますでしょうか?
たとえば、売掛金の把握が不完全で、一部計上を漏らしたとします。
そうすれば、当然売上が少なく計上されていますから、
損益計算もおかしくなります。
前回話したように、貸借対照表と損益計算書は、
「ひとつの試算表」を切り分けたものですから、
どちらかの数字に以上があれば、一方にも影響があるのです。
したがって、「正しい損益計算がされているかどうか」は
「正しく貸借対照表が作れているか」にかかっています。
そして、「貸借対照表は未解決項目を表す」のですから、
会社の全体像がよく見えていないとつくれません。
きょうはここまでにしておきますが、もし会社の決算書があれば、
貸借対照表をみて、未解決項目にどのようなものがあるか、
眺めてみてください。
あなたは、未解決項目の内容をすべて把握していますか?
これが今回の宿題です。
それでは、次回は「貸借対照表のつくり方」をお届けします。
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