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■ 第10回 現金の管理
こんにちは。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
さて、今回からまた貸借対照表の話に戻ります。
ちょっと復習です。
貸借対照表は、現金と資本以外は未解決項目だ、とお話しましたね。
未解決項目が多いと、それだけ管理に手間がかかることになります。
したがって、中小企業の場合には、なるべく未解決項目を少なくすること、
これが、経理をカンタンにする秘訣になります。
それを意識していただいたうえで、各勘定を個別に見ていきましょう。
まず、「現金」です。
現金は、未解決項目ではありませんが、
やっかいな性質があります。
それは、一人歩きしてしまうことです。
現金って、なぜか自然に増えたり減ったりするんですよね。
だれかが、きちんと現金出納帳をつけていないと、
かならず残高が合わなくなります。
しかし、この現金出納帳をきちんとつけるのは、けっこう面倒です。
各社員の立て替えたお金を精算するたびに、
担当者は自分の仕事の手を止めなければなりません。
また、毎日現金の残高を実際に数えて、
帳簿とあっているかどうか確認しなくてはなりません。
これをやらないと、もう現金はどこにいったのか
わからなくなります。
でも、これ、けっこう効率が悪いですよね。
また、社員が社長しかいないような会社だと、
社長が自分で現金出納帳をつけ、現金を数えなければなりません。
やってられない、というのが正直なところです。
そこで、現金勘定を廃止してしまえば、どうでしょうか?
日々必要な小口の経費は、社員が立て替えておいて、
月末など一定の時期に立て替えた本人が集計し、
伝票を作成して会社の経理担当に請求します。
会社の経理担当は、給料といっしょに銀行振り込みにします。
現金勘定をなくして預金勘定だけにすれば、
残高管理は銀行がやってくれますから、会社のほうでは
これを写しながら帳簿をつくればいいのです。
これほどカンタンなことはありません。
これは、本当に有効な、いい方法です。
ぜひ実行してみてください。
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